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長距離トラック運転手の給料明細を公開|手取り・年収700万のリアル【30年現役】

2026 7/07
ブログ
2026年5月29日2026年7月7日
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現役トラックドライバーのtakaです。世界10カ国比較シリーズで 日本のドライバーを7位「約700万円」 と紹介しました。でも実は、「日本のトラックドライバーの年収」を1つの数字で語るのは無理がある。

同じ「ドライバー」でも、業務形態・会社・地域で年収は 400万円台〜800万円 まで開きます。30年走ってきて、今は九州〜関東を5日サイクルで往復している現役の長距離大型ドライバー目線で、業界の 裏側まで含めた実態 を書きます。

📌 本記事の情報基準日と注意点

本記事は 2026年5月時点 の公的統計と、私の現場経験を基に作成しています。年収・労働環境・法制度は時期や情報ソースによって変動するため、実際の数値とのズレが生じる可能性があります。転職等の重要判断は、必ず最新の一次情報(厚労省・国交省・全ト協など)でご確認ください。地場配送・中型・4トン以下・個人事業主(傭車・軽貨物)は本記事のスコープ外で、長距離大型・会社員ドライバーに絞った内容です。

この記事でわかること:

  • 日本の 長距離大型・会社員ドライバー の年収ライン(4区分)
  • 私自身の30年の年収推移(300万円から700万円まで上げてきた経緯)
  • 5日サイクル運行の月収のリアル(繁忙期総支給70万・閑散期手取り30万)
  • 「ちゃんとした会社」の見抜き方と、業界に存在する「ヤバい会社」のエピソード
  • 給料より大事かもしれない「40代から始まる健康崩壊」のリスク
目次

💰 長距離トラックの給料相場|会社員ドライバーの年収ライン(4区分)

「日本のトラック運転手の平均年収は約492万円」(厚労省「賃金構造基本統計調査」令和6年、大型平均)と言われます。でもこれは 地場・中型・短距離を全部混ぜた数字。長距離大型・会社員ベースで見ると話は変わってきます。

私の30年の経験と業界内の感覚で言うと、長距離大型・会社員のドライバーの年収は 「会社の質」と「地域」で大きく4区分できます。

🏆 トップ層(いい会社)
700万円前後
口コミだけで人が集まる・表に求人を出さない・順番待ち。福岡など地方では700万が事実上の上限。東京・関西の好待遇会社なら700万超もあり
🚚 中堅層(普通の会社)
550〜650万円
一般的な長距離大型・歩合制ありで上振れの余地あり。表に出てる求人で見つかるレンジはだいたいここ
📱 TikTok等で派手募集
実態600万円前後
「月給40万・年収700万」と謳う会社の実態。瞬間的にその金額に届く時もあるが、暇な時の収入は載せていない。口コミで人が来ないからSNS頼みになっている時点で要注意
⚠️ ブラック会社
400万円台以下
翌々払い・見習い月12万円・社会保険曖昧・1ヶ月走って振込20万なかった、みたいな世界。今もどこかにある
※ 地方(福岡など)と都市圏(東京・関西)で約100万円の差が出ます。私は福岡拠点で700万円ですが、これは地方では事実上のトップ層。東京の好待遇会社なら同じ走り方で800万近くまで届くケースもあるようです。

🚛 私の30年の年収推移

「会社選びで結果が決まる」とよく言いますが、私自身は 30年で6〜7社経験して、年収は300万円から700万円まで上げてきました。一直線に上がったわけじゃなく、下がった時期もあります。

時期 年収目安 備考
初職(若い頃) 約350万円 関東への運行手当が1回25,000円。月6回で15万円が運行手当として上乗せ
数年後 約500万円 1〜2年で500万に到達した時期
転職で一度下降 約300万円 年収が下がった会社に当たった
ブラック期 月12万×3ヶ月 翌々払い・社会保険曖昧・1ヶ月走って振込20万なかった経験
中盤(前職) 約550万円スタート 歩合制の会社。歩合の中から高速料金を自分で引く仕組みで、取り分は売上の35〜40%程度。「走って稼ぐ」体系だが、高速代の自腹を考えると手元に残る額は思ったほど多くなかった
前職末期 給料カット 燃料価格高騰の影響で会社の利益が圧迫 → 給料に転嫁された
今の会社 約700万円 長く勤めている。去年・今年とも700万水準で安定
— takaの本音 —

「ちゃんとした会社を見つけた」というより、30年かけて自分で変えていった感覚です。最初の会社は今もまだあるけど、当時はめちゃくちゃでした。1ヶ月バリバリ走って振込が20万なかった月もある。あれは騙されたとしか言いようがない。

そういう会社を渡り歩きながら、最終的に今の会社にたどり着いた。今の会社も最初は厳しい時期があったけど、時代の流れで業界全体が良くなって、ここまで来た感じです。

昔の運行手当の話 ― 下道で高速代を浮かす

年収350万円の若い頃、関東への運行手当は 1回25,000円。これは高速料金も込みの金額で、高速を使えば手当は減るし、下道で行けば25,000円が丸ごと残る仕組みでした。

私はよく 国道9号線で山陰側に出て、琵琶湖の北を通って、国道19号線で中山道経由で関東に行く ルートを使っていた。日本海側〜中山道の下道だけで関東まで。当然高速の倍以上時間がかかるけど、月6回走れば運行手当だけで15万円が手元に残った。

年収350万の時代だったから、この15万円が生活の大きな支えだったんです。今だと改善基準告示の拘束時間で絶対に成立しない走り方だけど、当時はこういう体力で稼ぐ世界が普通でした。

💴 5日サイクル運行の月収・手取りのリアル

九州〜関東を5日サイクルで往復する運行スタイルで、月収はだいたいこのくらい。具体的な金額を出します。

繁忙期(年4ヶ月:3〜4月・12月など):振込50万円前後、飯代込みの総支給で 約70万円
閑散期:手取り30万円ちょい〜届かないくらい。有給15日ほど消化して調整
年収(去年・今年):約700万円水準

振れ幅は2倍以上。繁忙期に集中して稼いで、閑散期はゆっくり休むメリハリ型。これが 2024年問題後の長距離大型ドライバーの一つの正解形 だと思っています。

【給料明細を公開】総支給70万・手取りの実額(個人情報はモザイク処理)

※ 画像をクリックすると拡大表示されます(戻るときは画像の外側か×ボタン)

口で「総支給70万・閑散期44万」と言っても説得力に欠けるので、自分の給料明細を出します。会社名・所属・氏名は伏せてますが、金額の内訳と勤務日数はそのままです。

繁忙期の月(出勤23日・運行7本):総支給額 695,182円/差引支給額 529,728円
長距離トラック運転手の繁忙期の給料明細・総支給695,182円
九州〜関東5日サイクルを月7本走った繁忙期の支給明細。出勤23日・職能手当25万・運行残業18万・60時間超手当4.4万。
閑散期の月(出勤16日・有給6日・運行4本):総支給額 447,092円/差引支給額 330,033円
長距離トラック運転手の閑散期の給料明細・総支給447,092円
正月明け閑散期+有給6日で出勤16日。それでも44万円出るのが固定給+手当のハイブリッド型のメリット。

同じ会社・同じドライバーでも、繁忙期と閑散期で 総支給で約25万円の差 が出ます。ただしどっちも生活はできる水準。これが「メリハリ型運行」の実態です。

📌 補足:住民税が控除欄にない理由

明細の控除欄に 住民税の項目が空欄 になっていますが、これは未払いではなく 「普通徴収(自分で納付)」 に切り替えてあるためです。私の場合、トラックドライバー本業のほかに 不動産経営の収入 があり、会社の給与天引き(特別徴収)だと給与所得分しか反映されないため、住民税は 確定申告後に自分で別払い しています。年収700万円台クラスのドライバーで副業・不動産・株式投資をやっている人は、同じく普通徴収にしているケースが多いです。

源泉徴収票には載らない「非課税手当」が年49万円

もう一つ重要なこと。長距離ドライバーには源泉徴収票に載らない手当があります。これを知らずに「日本のドライバーは年収700万止まり」と言うと現場の実態を見落とします。

1運行(5日サイクル1セット)あたりの非課税手当:

食事代:1日1,300円 × 5日 = 6,500円
電話代:300円
1運行合計:6,800円(全額非課税)

俺の場合、繁忙期月7本+通常月5〜6本で年間約72回走るから、6,800円 × 72回 = 年間約49万円。これが課税対象に入らない丸々手取りとして上乗せされます。

つまり:

源泉徴収票の額面:約707万円(令和7年分)
非課税の食事手当・通信費:+約49万円
実態の手取りベース年収:約756万円

同じ「年収700万円」でも、地場ドライバー(出張なし)と長距離ドライバーでは 年間50万円の差 がここで開きます。長距離大型の実質的なアドバンテージです。

給料の構造(手当の内訳)

今の会社の給料は複雑で、基本給は全体の 約6割。残り4割が各種手当・歩合です。

基本給:約6割
運行残業:時間外労働分
運行手当:運行距離・回数連動
歩合給:売上連動の歩合
無事故手当:事故起こさない月の手当
解禁手当:解禁時期の運行手当
特別手当:別建ての無事故手当系
住宅手当:なし

この多層構造が、繁忙期と閑散期の振れ幅を作っています。基本給は固定で安定する代わりに、手当・歩合で繁忙期に大きく上振れする仕組み。

法律を無視して走り倒したら?

参考までに、改善基準告示を無視して走り倒した場合の理論値。月8〜9回関東に走って、4日運行を回し続け、フェリーも使えば 総支給100万円 くらいは届く可能性があります(手取りではなく総支給)。

ただしこれは 違法・健康崩壊・続かない。改善基準告示の拘束時間を完全に超過するので、行政処分の対象です。「100万取れるならやる」ではなく「100万取るためには合法的に走れる範囲を超える」と理解してください。

🚚 5日サイクル運行の「荷扱いの中身」

5日サイクルで運行する場合、実際の荷物作業はこんな感じ。

1日目:福岡で積込(全部バラ積み・約2時間)
2日目:関東方面へ走行(運転のみ)
3日目:関東で荷卸し + 帰り荷積込(半分パレット・半分バラ)
4日目:福岡方面へ走行(運転のみ)
5日目:福岡で荷下ろし(全部バラ・約2時間)

「楽じゃないけど、きついと思ったことはあまりない」のが正直なところ。普通の建築業と比べたら全然マシです。

ただし会社によって違いは大きい。全部パレット済みでフォークリフトで積み下ろしだけの会社もあれば、全部手積み手降ろしの会社もある。求人を見るときは「荷扱いの種類」を必ず確認したほうがいい。同じ年収でも、体への負担はまったく違います。

🚨 給料が安い・上がらない会社の実例(「ヤバい会社」の話)

30年やってきて、何度かブラック会社に当たりました。これから業界に入る人や転職を考える人のために、具体例を出しておきます。

① 翌々払い・見習い期間3ヶ月で月12万円

普通は 月末締めの翌月払いが当たり前です。でもこの会社は 月末締めの翌々月払い。つまり10月に働いた給料が12月にしか入ってこない。生活が成り立ちにくい仕組みです。

さらに「見習い期間3ヶ月」と言って、その間ずっと月12万円。社会保険も曖昧。1ヶ月バリバリ走って振込が20万円なかった月もありました。月給20万円と言われたのに、実際は半分くらいしか入ってこなかった、というやつです。

② 「2-8-1時間」ブラック運行の例

これは今でも忘れません。熊本発・関東向けの便でした。

14時〜15時頃:積み込み開始
夜中1時半:積み込み完了
翌日の昼:関東到着指定

積み込みだけで10時間以上かかって、夜中に出発して、翌日昼には関東に着いてくれと。今だったら改善基準告示で完全アウトです。当時はこういう運行が 業界では普通にあったのが現実。

③ 燃料高騰で給料カット

前職の末期、燃料価格が急騰した時期に給料がカットされました。会社の経営判断としては理解できる部分もあるけど、ドライバー側から見ると「自分の責任じゃない要因で給料下げられた」状態です。

こういう 外的要因リスク に、会社が転嫁できるか・吸収するかは、会社の体力次第。中小だと現場のドライバーにしわ寄せが来ます。

④ 事故保険のドライバー自己負担(業界の闇)

もう一つ、知っておいたほうがいい話。任意保険の免責部分(10万〜30万円程度)をドライバーに負担させる会社が業界には結構あります。

事故起こすと、給料から天引きで保険料の自己負担分を払う仕組み。1事故につきいくら、というルール。会社側は保険料を安く抑えられて、ドライバー側は事故ゼロを徹底するインセンティブにもなるけど、「事故ゼロ = 給料カットなし」 という構造でもあるわけです。

入社前に「事故時の自己負担はありますか?」と必ず聞いたほうがいい。これも雇用契約書に書いてある会社と書いてない会社があるので、口頭で確認すべきポイントです。

👀 「ちゃんとした会社」の見抜き方

30年で6〜7社経験して、最終的に今の会社にたどり着きました。「ちゃんとした会社」を見抜くポイントを5つ。

① 雇用契約書を書面で結ぶ:口頭契約・口約束はNG。給料・休日・有給ルールが書面で明示されているか
② 給料の支払い方法が明確:月末締め翌月払い・歩合の計算根拠が見える・残業代の計算式が分かる
③ 給料が途中で下がらない:燃料高騰のような外的要因に会社が責任を負うか、ドライバーに転嫁するか
④ SNS・TikTok等で派手に募集していない:ちゃんとした会社は口コミで人が集まる。SNSで「未経験歓迎・月給40万」とか派手にやってる会社は要注意
⑤ 荷扱いと事故保険の自己負担が事前に分かる:荷物がパレット済みなのかバラ積みなのか、事故時の自己負担はあるのか

「いい会社」は順番待ち

業界の現実として、本当にいい会社は口コミだけで人が集まって、順番待ちになります。私も若い頃、ある会社の順番待ち 7番目とか8番目 と言われて、3年待ちました。結局電話は来なかった。

つまり「いい会社を探して待つ」という戦略は現実的じゃない。待ってる間に何かしないといけない。だから何社か渡り歩きながら、自分のキャリアを上げていくしかない。これが30年走ってきて、結果的に出た現実解です。

🌀 荷待ち時間の実態 ― 2024年問題の現場の声

2024年問題でメディアが大きく取り上げたのが 「荷待ち時間の削減」 です。実際の現場はどうかというと、私の体験ではこうなっています。

— 現場の声 —

今の会社では 荷待ちはほとんどない。ただし「時間指定」という名の荷待ちや、「時間の削減」がある。

具体的に言うと、「この時間まで入ってこないでくれ」 という指定に変わって、結局どこかで待っている状態。つまり「荷待ち2時間カウント」をかわすために、入場前待機にスライドしただけ。

数字上は荷待ちが減ったように見えるけど、現場の待機時間そのものはあまり変わっていない。本当に荷主の意識が変わったか、それとも数字を整えるための運用変更にとどまっているか、見極めが必要です。

詳しくは トラック運送業 2024年問題 早わかり12枚 でも解説しています。

🏥 給料より大事かもしれない「40代からの健康崩壊」

給料の話ばかりしてきましたが、30年走ってきて思うのは、給料より健康のほうが結果的に効いてくるということ。これを書かないと記事として不誠実です。

業界に多い「成人病フルコース」

業界で長く走ってる人を見ていると、40代から糖尿病・高血圧・中性脂肪のフルコースを抱える人がボロボロ出てきます。20代30代のうちは何ともないけど、積み重ねが効いてくる。

理由は単純です。

運転中は基本座りっぱなし(特にパレット済みの会社)
外食しか選択肢がない(運転中は自炊できない)
SA・PAでも揚げ物・ラーメン中心のメニュー構成
運動する時間がない

業界の「ご飯おかわり自由」文化

SAやPA、トラックステーションの中には 「ご飯おかわり自由」を売りにしてる店が結構あります。ドライバーたちはそこで じゃんじゃんバリバリ食ってる。「もう入らない」というくらい大盛り+おかわりするのが日常の風景。

ご飯は糖質。それを2杯3杯おかわりして、おかずも揚げ物中心。仕事中は座りっぱなし。これで40代以降ボロボロ病気が出てくるのは自然の流れです。

takaが意識してる対策

私は意識的にいくつか対策してます。

① ご飯の量を逆に減らす:おかわり自由の店でも、ぐっと我慢して通常の量で止める
② 月4回の整骨院・鍼灸メンテ:首・腰のケア
③ バラ積み混在の会社を選ぶ:意識的に体を動かす環境を維持

それでも太ってくるのが現実。普通の人が何も意識せずに業界の「大盛り飯文化」のまま走り続けたら、40代で崩れるのは見えてる。給料の数字を追っかける前に、まずこの食生活のコントロールができるかどうか。これが業界で生き残る最初の関門だと思います。

🆚 全パレット vs バラ積み混在 ― どっちを選ぶか

業界内の人ならピンと来る話ですが、「全部パレット済みでフォークリフトで積み下ろしだけの会社」と「バラ積み混在で手で積んだり下ろしたりする会社」では、同じ年収でも体への影響がまったく違います。

全パレット済みの会社

運転だけに集中・体力ほぼ使わない・楽
給料は中堅レンジ(600万でも御の字)
注意点:自分で食事・運動を管理できないと40代で成人病フルコース
食事管理できる人にとっては最高の会社

バラ積み混在の会社(私の選択)

運転+手積み手降ろしの組み合わせ
給料は同じくらい(拘束時間が同じだから)
適度に汗かく・体を動かせる
食事管理が苦手な人でも長期的には体を守れる

— takaの選択 —

俺は同じ時間で同じ給料なら、バラ積み混在の会社を選ぶ。だって全パレットでもバラ積みでも、拘束時間は同じだから。それなら少しでも体を動かせる方がいい。

40代で糖尿病・高血圧・中性脂肪のフルコースを抱える同業者を山ほど見てきた。俺は健康を自分でコントロールできるタイプじゃない。だから少しでも体を動かす環境を選んでる。汗かくのはいいことだと思ってる。

もちろん、食事と運動を自分でちゃんとコントロールできる人なら、全パレットの会社は最高だと思う。ただ、ほとんどの人はそれができない。だからこそ、業務形態の選択は「年収」だけじゃなく「30年後の自分の体」も考えてしたほうがいい。

🚛 後輩ドライバーへの2つの助言

❌ これだけは絶対やるな ― 非常識

当たり前のことだと思うけど、今のこのSNS時代だからこそ強く言いたい。非常識なことは絶対やるな。

具体的には、SAやPAでの立ち小便(タッチション)みたいな、その辺で「どこに目があるか分からない」ことを意識せずにやってしまうやつ。トラックに乗ってる以上、会社の看板を背負っている自覚を持つこと。

本当に解雇になったり、SNSで晒されたら一生残ります。これだけは絶対に守った方がいい。

⭕ これは絶対やれ ― 基本を守る

面倒くさくても、会社の指示に逆らわない、上から突かれないようにやる。基本的なことを守れば、自分の地位が業界内で確立していきます。

トラック業界は、外に出たら(同業他社の現場で出会っても)誰からも責められる立場にならないように。基本を守れば、誰からも文句を言われなくなる。あとは事故さえしなければ、すごく心地のいい仕事です。

「事故さえしなければ」 ― これが30年やってきた一番の核。私は無事故無違反17年。給料の話より先に、まずは事故ゼロ・違反ゼロを継続できる体制を作ること。これが結果的に年収を上げる一番の近道です。

🚛 takaの感想

給料の数字だけ見て会社を選ぶな、というのが30年走ってきた結論。年収700万円取れるトップ層の会社は順番待ちで入れないし、TikTokで派手に「年収700万」と謳う会社は実態600万。表に出てる求人で700万を見つけるのは難しい。

でも、それ以上に大事なのが 業務形態(荷扱いの種類)と健康管理。全パレットで楽な会社を選んでも、40代で成人病フルコースになったら、稼いだ給料が全部医療費に消えます。

30年現役で続けるには、給料 × 健康 × 家族との時間 × 事故ゼロ の総合判断が必要。この記事がその判断材料になれば嬉しいです。

皆保険・労災・育休・公共交通など 日本側の制度的な強み は 親記事「世界10カ国比較」 で集約して解説しています。

❓ よくある質問(FAQ)

Q1. 日本の長距離トラックドライバーって本当に低賃金なんですか?
「日本のドライバー平均約492万円」と言われますが、これは地場・中型を含む全体平均。長距離大型・歩合制ありの会社員なら550〜700万円台が現実的なレンジ。ただし700万円超を取れる「トップ層」の会社は表に求人を出さず、口コミだけで人が集まって順番待ちになっているのが業界の実態です。
Q2. 2024年問題で稼げなくなるって本当ですか?
年960時間の時間外労働上限・改善基準告示の改正で、走れる距離は確かに減りました。ただし運賃改定・標準的運賃・適正原価規制(2028年までに施行)の流れで、運賃水準は上がる方向。会社が荷主にちゃんと転嫁できれば、手取りは維持できる可能性があります。詳しくは 2024年問題 早わかり12枚。
Q3. 月の振込100万円ってあり得ますか?
振込(手取り)100万円は通常の合法範囲では届きません。総支給で100万円なら、改善基準告示を無視して月8〜9回走り倒した極限ケースで理論上可能です。ただしこれは違法・健康崩壊・長く続かない。私の繁忙期でも振込50万・総支給70万円が上限です。
Q4. 個人事業主(傭車・軽貨物)は儲かりますか?
売上ベースで言えば1,000万円超も可能ですが、車両費・燃料費・保険料・修理費を引いた手取りは売上の50〜70%程度。会社員と違って社会保障も自分で手配する必要があるので、額面の数字で比較するのは危険です。本記事のスコープ外なので別記事で扱います。
Q5. 未経験から入って何年で年収700万円に届きますか?
私の経験では、最初の数年は300万〜500万円台。ちゃんとした会社に当たって、長距離大型・歩合制ありの運行で5〜10年経験を積めば、600〜700万円台が見えてきます。ただし会社選びと業務形態で結果が大きく違うので、「●年で●●万」と一概には言えません。
Q6. パレット済みの会社と手積み手降ろしの会社、どっちがいいですか?
同じ年収・同じ拘束時間なら、自分の健康管理能力で判断してください。食事と運動を自分でコントロールできる人にはパレット済みが最高。できない人(ほとんどの人)にはバラ積み混在の方が30年続けやすい。求人を見るときは「荷扱いの種類」を必ず確認することをおすすめします。

📝 まとめ:日本の長距離ドライバーは「自分で変えていく」職業

日本の長距離トラックドライバーの年収は、業務形態と会社の質で400万円台〜700万円台のレンジ。私自身は30年で300万円から700万円まで上げてきましたが、これは一直線に上がったわけじゃなく、ブラック会社で月12万・1ヶ月走って振込20万なかった経験も含めての結果です。

「ちゃんとした会社を見つけた」というより、30年かけて自分で変えていった感覚。雇用契約書をちゃんと結ぶ、給料の支払い方法が明確、外的要因で給料を下げない、SNSで派手に募集していない、荷扱いの種類が事前に分かる ― この5つを基準に会社選びをすれば、業界の中でも安定したポジションに行けます。

あとは事故さえしなければ、すごく心地のいい仕事です。給料の数字も大事だけど、まずは 事故ゼロ・違反ゼロを継続できる体制と、食生活の自己コントロールを意識すること。これが30年走ってきた現場ベースのアドバイスです。

👉 関連記事:
・世界のトラック運転手 年収・手取り・物価を10カ国で徹底比較【親記事】
・トラック運送業 2024年問題 早わかり12枚
・長距離トラックドライバーの5日間【九州→関東のリアルなルーティン】
・無事故無違反17年のドライバーが守っている3つのルール

📚 参考データ・出典
・厚生労働省 賃金構造基本統計調査
・全日本トラック協会(全ト協)
・厚生労働省 改善基準告示(2024年4月改正版)
・国土交通省 改正貨物自動車運送事業法
・国土交通省 トラック適正化二法
※ 年収レンジ・労働環境の記述は、厚労省統計・全ト協データに、現役30年ドライバーの業界内の体感を加えて整理したものです。本記事は2026年5月時点の情報。
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